これからの君達に必要な「マインドセット」

これからの君達にとってどのような『マインドセット』を持つかが大事です。良い『マインドセット』を身に付けていく事で君達がこれからどのように物事に取り組んでいくかに大きな影響を与えていくでしょう。

で…今日は『マインドセット』について書いてみたいと思います。

「マインドセット」とは

『マインドセット』とは考え方や物事の見方の「癖」のようなものを意味します。生まれ育った環境や先天的な性質、時代背景、経験によって形成され、信念や心構え、価値観、判断基準にもマインドセットが影響を与えています。

マインドセットの変化は、少なからず周囲にも影響を与えます。例えば、ポジティブな人とネガティブな人、それぞれと会話をしているときに抱く感情とその後の自分への影響を考えてみてほしい。ポジティブな思考や言葉を受け取った後には、自分もポジティブな気持ちを持って物事に取り組みたくなるのではないでしょうか。

「マインドセット」には大きく分けて2つの種類があります。

成長マインドセットはグロースマインドセットとも呼ばれます。この「マインドセット」がある人は、「自分の能力は経験や努力によって向上できる」という思考から積極的に挑戦し、自主的に努力する傾向があります。

成長マインドセットを獲得すると、集中力や忍耐力が向上し、目標を成し遂げられるようになります。目標を達成するまでの間に生じる障害にも対応できるようになるでしょう。

硬直マインドセットはフィックストマインドセットとも呼ばれるもので、成長マインドセットとは真逆の思考を指します。「自分の能力は経験や努力によって向上できない」というように、思考が硬直してしまうのです。

硬直マインドセットを持つ人は、目標を達成するまでの間に障害が生じると、不正やごまかしを行おうとしたり、自分より劣る人間を探したりと課題解決につながらない行動に走りやすい傾向があります。

では…「マインドセット」とはどのような要素で構築されているのでしょうか。

生まれてから今までに得た経験は「マインドセット」に大きく影響します。成功体験は自分のやり方や考え方に肯定感を生むからです。失敗は同じ物事への抵抗感を生み、再度チャレンジする際の障害になります。

努力をして成功した体験が多くあれば、自然と成長マインドセットを獲得できるでしょう。何度も失敗し、努力しても成功した体験がなければ硬直マインドセットに陥りやすくなります。

先入観は「マインドセット」の中でも変えることが難しい要素です。先入観は生まれ育った環境や接する人、情報によっても形成されていきます。

偏見や差別を生むような先入観は、多様性を許容できず周囲と軋轢を生む可能性がある、負の影響を与えるマインドセットといえるでしょう。

価値観や信念は、個々人の実際の行動に影響を与えています。「人間関係には調和が大切である」という価値観を持つ人は、人間関係のトラブルを避けるために忌憚のない意見を発しづらいことがあります。

一方で、「正直に生きる」という信念を持つ人は、どのような状況であれ正直な意見を述べるでしょう。

これまでザっと『マインドセット』について書いてみましたが…まだ若い君達受験生にとってどのような『マインドセット』を身に付けていくかが大事になってきます。

そして同時にどのような『マインドセット』を排除していくかも大事な事です。